3Dアクションゲーム編
Lesson0 Unityをインストールしよう
0-1
0-1 そもそもUnityって何?
1
Unityという
エンジン
ゲームプログラミングでも少し触れましたが、改めてUnityについて解説します。
Unity(ユニティ)とは、ユニティ・テクノロジーズ社が開発・運営をしている「ゲームエンジン」です。マルチプラットフォームに対応しており、主にスマートフォンゲームでよく使われています。世界的にもトップクラスのシェア率を誇る超有名なゲームエンジンです。
使用例:FGO、原神、ウマ娘 プリティーダービー、白猫プロジェクト、Fall Guys、Pokémon GO、Super Mario Run など
2
Unityで使用する
言語
3
Unityの学び方


Unityでは今までと違ってC#(シーシャープ)というプログラミング言語を用いて制作を行います。今まで使ってきたのはC++ですが、それを元にした別の言語と考えてください。ざっくり言うと親戚みたいなものです。
違う言語と聞いて萎縮するかもしれませんが、変数の定義(intなど)やif文、for文などは今まで通り使えますので心配しなくても大丈夫です。今までのC++の勉強もそのまま役に立ちますので、困ったときはC++の教科書も見返してみましょう。
この教材の前提知識についてまとめているページもあります。「C++は自信ない…」という人は復習しておいてください。変数やif文、関数を理解できている方は読まなくても大丈夫です。
制作を始める前に、一番優秀なUnityの先生をご紹介します。Google先生です。
(他の検索エンジン派だったらごめんなさい)
今まではKBCのローカルなエンジンであるk2Engineを使用していたので、検索しても適切な答えが得られなかったことも多いと思います。ですが、Unityは世界中でよく使われているエンジンなので、インターネット上にたくさんの情報があります。

実装したい処理があったら「Unity (実装したい内容)」で検索すれば大抵出てきますし、エラーも「Unity (エラー文)」で検索すれば同じ質問をしている人が見つかります。
たまに英語の文も出てきますが、それも翻訳に突っ込めばOK!「Unityに関してわからないことがあったらまず検索!」を覚えておきましょう!
ちなみにChatGPTもUnityの質問に対応できます。プログラミングをしてもらうこともできますが、複雑なものは間違えることがあるので注意しましょう。結局のところ、使用者にUnityの知識がなければ間違っているかどうかも判断できないため、コードを丸ごと書かせるよりは一部を添削してもらったり、機能について質問するといった使い方がオススメです。

いきなりこの教材の存在意義が否定された感もありますが、この教材ではUnityの様々な機能を組み合わせてゲームを構築する過程を中心に解説しています。
まずはこの3Dアクションゲーム編をクリアして、Unityの基礎的な使い方を段階を踏んで身に着けていきましょう!
Unity Tips!

0-2
0-2 Unityをインストールしよう
1
Unity Hubを
インストール
まずはUnityをインストールして制作環境を準備しましょう。すでにUnityのインストールが終わっている方は飛ばしてください。
Unity Hubのインストールだけが既に終わっている方は、Unity Hubを開いてアカウント作成から開始してください。
「Unity ダウンロード」で検索、または以下のURLからUnityのダウンロードページを開きます。
URL→https://unity3d.com/jp/get-unity/download
サイトを開いたら「Unity Hubをダウンロード」を選択してください。

Unity Hubをインストールできたら開いてみてください。
Unity Hubは複数バージョンのUnityやプロジェクトを管理するためのツールです。
セットアップでは特に設定することはありません。道なりに進んでください。


インストールが完了したらUnity Hubを開いてください。

2
アカウントの
作成
Unityのアカウントがありませんので、まずはアカウントを作成します。
「Create account」を選択してください。

アカウント作成ページが開いたら、必要な情報を入力してアカウントを作成してください。
Email …アカウント作成に使用するメールアドレス
Password …アカウント作成に使用するパスワード
Username …Unity内でのニックネーム(英語) 他人と重複不可
公開されるので注意
FullName …フルネーム なんでもいいと思います
入力ができたら「Create Unity ID」を選択してください。

Emailに入力したアドレスへUnityからメールが届きます。
「Link to confrim email」を選択してアカウントを認証してください。

これでアカウントの準備は完了です。
Unity Hubに戻って、先ほど作成したアカウントを使ってサインインをしてください。
※ サインインがうまくいかない場合「Remember me」のチェックを外すとうまくいくことがあります

3
ライセンスの
取得
サインインができたらUnity Hubが開きます。
英語のままでは読みにくいので、言語設定を英語から日本語に変更しましょう。
左上の歯車をクリックしてください。

「Appearance」を選択して言語をEnglishから日本語に変更してください。Unity Hubが日本語化されます。
以降の説明は日本語化したUnity Hubを用いて行います。


Unityを使用するにはライセンスが必要です。次はUnityのライセンスを取得しましょう。
右上の「ライセンスを管理」を選択してください。

ライセンスを追加します。
Personal(個人向け)ライセンスを選択してください。
このライセンスはUnityの使用に関連して得た過去12ヶ月の収入、収益や調達した資金が10万米ドル(約1000万円)以下のユーザーが無料で使用できるものです(「俺はUnityで超稼いでやるぜ!」という方以外はこのライセンスで十分だと思います)



4
Unityの
インストール
これでようやくUnity本体をインストールできるようになりました。
「エディターをインストール」を選択してください。

Unityには様々なバージョンがありますが、このサイトを進める分には推奨バージョン(LTS)で問題ないはずです。画像とバージョンが違うかもしれませんが、気にせず最新バージョンを使ってください。

Unity本体以外にも色々モジュールを加えることができます。使いたいものがある場合はそちらも選択してから「次へ」を選択してください。
【使いそうなモジュール】
Android Build Support…Android上で制作したゲームをビルドしたい時に必要です
OpenJDKとAndroid SDK&NDK Toolsも必要です
Meta Questを用いてVRゲームを作る際にも必要です
iOS Build Support …iOS上で制作したゲームをビルドしたい時に必要です
WebGL Build Support …ブラウザ上で制作したゲームをビルドしたい時に必要です
このサイト上で動作しているサンプルゲームも
このモジュールを使用しています
日本語の言語パックを追加するとUnity本体を日本語にすることができますが、このサイトでは英語のまま行います。解説と言語設定が違うとボタンを選択するだけでも大変だと思いますので、英語のまま進むことを推奨します。
Unityの公式マニュアルでも英語版を使用しています。インターネット上にあるUnityの解説も英語版を使用していることが多いです。
Unity Tips!



「インストール」を選択するとインストールが開始します。回線の良い場所でインストールの終了を待ってください。
Unity Hubは頻繁に更新される上に、更新しないとゲームが起動しないなどの不具合が起きることが
あります。Unity Hubの様子がおかしいと思ったら更新するようにしてみてください。
インストールが完了したら早速3Dアクションゲームの制作を開始しましょう。

まとめ
・Unityは主にモバイルゲーム開発で用いられるゲームエンジン
・UnityでのプログラミングにはC#という言語を使う
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